今週『愛子天皇論』感想を紹介します。
公論サポーター、基礎医学研究者さんです。
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今回も基本笑かせてもらいましたが、考えるところも多かった章でした。
(人間、追い詰められると思わぬ馬脚を現す、という意味で)
それは、みなぼんさんが心の中でつぶやいたセリフ「なるほど。男系派は天皇を血統でしか評価できない」に、すべてが集約されているのではないでしょうか?そして、「皇族>旧宮家>一般国民みたいな身分階層がある!」、見事な図式化です。私たちは何となく、「高貴な家柄」とか「上級国民」のような比喩を使ってしまいがちですが、本当の認識は、皇族>>旧宮家≒一般国民であることは心しておいた方が良いのではないかと、今回の「ダンケー」女子の方々とのやり取りを見て、改めて思いました。
それから、丸ハゲ直系よしりんが「神武天皇につらなる男系男子なんてゴロゴロいるぞ」、といって展開した論破には、「こんな手があったのかー!」と、正直うなりました。ここでは、平泉澄、田中卓、および大宅壮一などの知識人の主張が元にはなっていますが、“知識とは実践的にはこのように使う!”ということを見せつけられた思いです(けっして、一般人を煙(けむ)に巻くための手段ではない、ということが良く伝わってきます)。
ここまでくると勝負は圧倒的で、建設的な議論であるのならば「男野系子らは、負けを認めて自省する」ということになるのだと思います。が、最後のコマで、これまで論破されたことはなかったかのように「負け犬の遠吠え」的な捨て台詞をはいて去っていくところは、問題の根深さを感じます。結局、こういう人たちが説得されて考えを変えることはないのだろうと(それが誤りだとわかっても、決して考えを変えないのが「保守」であるかのように)。ただ、普通の日常生活を送っている国民には、「ダンケー」のいかがわしさが、嫌というほど伝わったとは思いますが…( ̄▽ ̄;)
正直、ここから先の展開は、自分にはまったく予想がつかないので、次回も楽しみです。